2019年の5月に杉坂研治さんの『忍野フィッシングスクール』に行ったときに紹介されたKencubeのロッド
K-Bullet LS982 9’8″ #2
に一般的なDT-2-Fラインを乗せて使ってみたのですが、どうもうまくキャストできません。
そもそもキャスティング技術がないというのもありますが、LS928というロッドが#2という低番手の割には硬めに仕上がっていることも影響しているようです。
ロッドが硬いのでDT-2-Fという軽いラインを乗せてもキャスティング時にしならず、結果的にラインが伸びていかない、という状態だと思われます。
そこで、スクールやYouTubeで紹介されていたライン
シューティングスぺイラインS フローティング #2
を使ってみることにしました。自分のキャスティング技術の不足を道具でカバーしようという姑息な考えですねー。
で、このシューティングスぺイラインですが、WFラインの先端部分に相当する9.9mだけで発売されています。
よって、ランニングラインというかシューティングラインというか、WFラインでいうところの細いライン部分は自分で接続しなくてはなりません。
この接続方法ですが、Kencubeのホームページで紹介されています。
今回、ホームページを見ながら自分で接続してみましたので、その手順を紹介します。
準備するもの
まずは、ラインですね。これがないと始まりません(笑)。
今回は
シューティングスぺイラインS フローティング #2
に、
EX LINE フローティング
を繋いでみます。
また、実際にリールに巻くときにはバッキングラインも必要です。
続いては道具、工具関係です。
ニッパー(なければカッターナイフでもOK)、ニードル(タイイング用でOK)、ハサミ。
ここで重要なアイテムが2つあります。
まずは、ベネッキのスーパー・ストロングスレッドです。PEラインではないのですが、細くて高強度のスレッドです。手元になければ他のスレッドやPEラインで代用してもいいかもしれません。
次が、硬化しても硬くならない(って、文章としておかしいですが)瞬間接着剤。
接着部分が硬くならず、ある程度の柔らかさがあるものがいいです。ラインの途中に硬い接続部分があると、巻き取るときにスムーズさに欠けたり、トップガイドを傷めたりする恐れがあります。
今回使ったのは、アロンアルフアの釣り名人のソフト・低白化タイプです。
接続手順の紹介
このページでは、シューティングスぺイラインSとEX LINEの接続方法を写真で紹介します(バッキングラインの接続は割愛)。
まず、シューティングスぺイラインのシューティングライン側の端部を探します。Kencubeのラインは下の写真のように、『ATTACH THIS END TO SHOOTING LINE』と書かれたタグが付いているので区別が楽です。
ライン先端側のコーティングを約1.5cmほど剥がします。ニッパーの刃の部分で軽く挟み、端部側にしごくと剥がせます。
この時、1.5cmのコーティングを一気に剥がそうとしてもうまくいきませんので、端っこから少しずつ剥がすのがコツでしょうか。
ニッパーの刃の部分で軽く挟んでしごくと
こんな感じ(↓の写真)になります
少しずつコーティングを剥がして最終的にブレイデッドコアが出てくれば完了、コーティングを剥がすことが出来ました。
次に、ニードルをブレイデッドコアに差し込みます。ニードル先端をコーティングが残っているライン部分まで差し込みましょう。差し込んでいく途中でニードル先端がコアの横に出てしまった場合には、ちょっと引き戻してやり直してください。
EX LINEの先端部を斜めに切断して先端部を尖らせます。
次にEX LINEの先端部を、先ほどコーティングを剥がしたブレイデッドコアの中に差し込みます。奥まで差し込んでください。
ここまで来ればもう一息です。
ボビンホルダーにセットしたスーパー・ストロングスレッドを、ほぐしたコアの部分に巻き付けて補強します。目安としては、ほぐしたコア1.5cmの部分に3往復くらいさせましょう。
巻き始めはこんな感じで
スレッドを3往復させたらこんな感じになります。
接続の最終段階、先ほど補強した部分(スレッドを巻いた部分)に瞬間接着剤を塗布します。過ぎたるは及ばざるがごとし、あまり多量に塗布しなくても大丈夫です。
これでシューティングスぺイラインSとEX LINEの接続ができました。ソフト・低白化タイプの接着剤を使いましたので、カチカチに硬くならずに柔らかさがあります。
両手で引っぱって、すっぽ抜けたりしなければOKです。
Kencubeのシューティングスぺイラインとシューティングラインを購入して接続する方の参考になれば幸いです。